🗓 2020年08月24日

PCR検査済証明書

挨拶する菅家一郎副大臣
 昨夜会津稲門会の総会が割烹「水林」で開催された。菅家一郎復興副大臣がお忙しいのに出席された。その挨拶の中で提示された「PCR検査済証」である。最近のPCR検査で3名の陽性者が出たが、それまで福島県会津地方では皆無であった。列車の路線図、道路地図上からも少し入り込んだところにあるので、人の交流が少ないため発生してないとテレビのニュースキャスターが解説していたが目に見えない敵がとうとう目前に現れてきた。150年前は近代的な装備を持った薩長を中心とした西軍が攻め込んできたが、形は丸見えであった。コロナは正体不明なために恐怖は増幅される。
 2週間ほど前、息子がガールフレンドを連れて紹介するため帰省したのであるが、戸外で5分ほど立ち話をして帰っていった。二人で我が家と女房の実家の墓参りをして帰った。自分の家に泊まらず、旅館に泊まった。尚且つ彼女はマスクをしており、よく顔が見えなかった。老齢の私の母や基礎疾患の糖尿病持ちの私に移さないためという。もとより、子供からコロナをうつされても、その時はその時だと達観している私だが、東京から子供が帰省したいと言うと「来るな。」と拒否する親も全国的にはかなりいるという。「新しい生活様式」のスローガンが流行しているが、今回の10万円の定額給付に見られたように、日本のデジタル化の遅れが露呈された。会津若松市の陽性患者の犯人捜しは続く。目に見えないだけに恐怖感が増幅されてしまうため、地方ではコロナに感染したために村八分的に扱われ自殺したなどのニュースが流れるたびに心が痛む。来年東京オリンピックが開催されるためには世界的な流行が収束することが条件になろう。早く副作用のないワクチンが開発されることを願うしかない。

(文責:岩澤信千代)