🗓 2022年02月19日

私が言った通りトリガー条項の凍結解除が取りざたされてきた。トリガー条項とは民主党政権時代に定められたもので、ガソリンが1L160円を突破すればガソリン税(25.1円)を廃止するというものだ。但し、灯油と重油は対象外なのでややこしい。東日本大震災が発生したために復興財源のことを心配して凍結された状態になっているものである。

ここにきて石油元売り業者に補助金を出して価格を170円程度に抑え込むのが不可能であることが判明してきたのだ。その補助金に対する予算が900億円弱程度でまもなく枯渇するのは目に見えてきたからである。

石油高騰は配送費に跳ね返り、食品などの価格に影響してくる。コロナ禍による原材料の高騰でパンや食用油など軒並み食品の値上げが続いている。食品の値上げは国民生活に直結する大問題だ。確実に弱者にしわ寄せがくる。

ガソリン税をなくすと減収になり困るというのが財務官僚の心配するところだろうが、もとより福祉に充当するという消費税などと違い何に使うかを目的としているものではない。従って、税収の減収分は、蛇口を絞って使わなければよいのだ。

だから私は早くからトリガーを引けと言ってきた。早ければ早いほど国民のガソリン高騰の不安を払拭できるのだ。ガソリン税の廃止は悪さを考える奴にとっては適正利潤を越えて値上げしやすくなるというデメリットもあるのだが、国民全体の利益にとってはメリットがあるものだ。

最後にやはりカーリングはスイスに勝った。このまま金メダル直行だろう。藤沢五月は持ってるものがある。「持ってるもの」は中田英寿だけの専売特許ではない。昨夜の吉田夕梨花選手のショット成功率99%台もすごかった。ことごとく敵のガードを粉砕していった。

トリガー条項の凍結解除になるという結果が同じなのにそこまでに行くのに政府の決断が、ミスショットの連続であるのが嘆かわしい。

(文責:岩澤信千代)