🗓 2022年10月26日
これは旧統一教会で辞任した瀬戸際大臣より悪質だ。瀬戸際大臣の行動は実害が計算できないが、広島県選出の寺田総務大臣の方は悪質で政治資金規正法違反の疑いが大である。後援会の会計帳簿に1年半前に死亡した会計責任者の署名捺印があった。野党に攻撃され始めた。閣僚のドミノ辞任の幕開けだ。来年は広島サミットで盛り上げようという時期に広島県出の閣僚の不祥事だ。これも逃げ切れないだろう。死んだ人が署名捺印できるはずがない。悪意のある人が捺印したのだろう。大臣の命令に従って事務所の秘書が行為を行ったのかもしれない。筆跡鑑定すれば犯人は特定できる。すべて8月10日の内閣改造から岸田内閣倒壊が待ち構えるルビコン川を渡ってしまった。
旧統一教会の質問権についても河野太郎の突破力のおかげで、岸田首相は保身のためにそれにのっかたに過ぎない。河野太郎に引導を渡されれば内閣総辞職もあり得る。国民はマイナンバー(健康保険証)と統一教会の検討会と点数を稼いだ河野大臣の方が頼もしいと思い始めた。
しかし、河野大臣にもにも宿題が降りかかった。大串消費者担当副大臣の旧統一教会との政策協定である。杉田水脈政務官の「いいね。」事件もある。
これから統一教会問題で頑張らなくてはならない消費者保護行政の担当部署の副大臣は務まらないだろう。泥棒が警察官になる類の話で、それは無理だ。任命したのは首相だろうが河野大臣もとんだとばっちりだ。
英国でジョンソン政権が倒壊したのはスナク新首相が財務大臣を辞任したからだ。岸田内閣に弱体化が判明すれば雪崩を打って自民党議員は河野新首相になびく可能性が大きくなってきた。今までの行動を見ると茂木幹事長は岸田文雄政権に忠誠心を持っていないのではないか。とても協力的だとは思えない。松野官房長官は根回しにたけているとは思えない。パンツ大臣の高木国対委員長は論外である。岸田に菅官房長官はいない。軍師なき優柔不断の後手首相の政権運営に国民は気が付き始めた。一番難しいときに会津藩のように「火中の栗」を拾う人物が自民党に誰もいないことに今気づいた。
(文責:岩澤信千代)