🗓 2022年11月11日

「死刑執行のハンコを押すだけが法務大臣の仕事で地味な仕事である。法務大臣がニュースになる時はそういう場合だけだ。」とんでもない発言である。凶悪犯人であろうがなかろうが人の命に係わる重大問題だ。同様の内容を過去に4回発言しているという。人間失格大臣と言い換えてもよいくらいだ。

即刻辞めさせないと岸田総理も自分に跳ね返ってくるよ。

自民党総裁の判断も聞かないで萩生田光一政調会長が勝手にどうしようもない山際元大臣を自民党のコロナ対策の要職に起用した。茂木幹事長は旧統一教会の新法制定で野党との窓口を自分の側近を任命したという。自民党・内閣内でも人事権を無視して岸田首相を見くびり始めた。そこには第4派閥の岸田首相の重みは全くない。自派閥から選んだ政府要人が岸田首相をそれぞれ助けるどころか岸田首相の足を引っ張っている。コメンテーターは「岸田首相は泣いて馬謖を斬ることが出来なかったという。」とんでもない。功績のあった馬謖と無能な人間失格大臣葉梨康弘と比較するのはむごい話だ。

衆院大勝による「黄金の3年間」の期待は裏切られつつある。

米国では赤い共和党の躍進はなかった。再出馬をほのめかしたトランプに共和党の非難が集まっているという。バイデンはかろうじて面目を保った。でもまだ上院選の最終結果は出ていない。

日米とも有権者をないがしろにしていると議員もうかうかしていられない。肝に銘じて発言・行動せよ。

今回はさすがに岸田首相も早い更迭を選んだ。大体大臣の発言に対し「説明責任」に転嫁する手法はもはや通じなくなっているのだ。

すなわち寺田総務相もダブル更迭した方が良かったと間もなく判明するだろう。こちらは所轄大臣の政治資金規正法の違反だから。野党は残りの国会で寺田大臣をやり玉に挙げるだろう。ここでまた岸田首相の優柔不断が証明される。それで支持率低下へ一直線だ。30%を維持できるのか。

官房長官・副長官・幹事長は岸田首相を支え切れていない。この3人の力を合わせて10倍にしても菅前官房長官一人の危機管理能力にはるかに及ばない。特に次期首相を狙う茂木幹事長は、岸田首相を本気に支える気持ちなど微塵もないのが見え見えだ。

昨夜の岸田首相のぶら下がり会見で「派閥のいかんにかかわらず大変遺憾だ」と本音を言ってしまった。葉梨大臣と更迭候補の寺田総務相が岸田派であるので自派閥かつ任命責任から逃れたい本音を開陳してしまったのだ。「説明責任を全うさせる。課題に取り組み解決することで(首相として)責任を果たしていきたい」という繰り返される逃げ口上はもはや通用しない。次の寺田総務相更迭の時は何と言ううんだい?また同じセンテンス(弁解)を話したら優しい国民も本当に怒るよ。

寺田大臣という「病巣」を残したままの対症療法では間もなく岸田内閣ご臨終となる。

(文責:岩澤信千代)