🗓 2023年04月13日
23日に行われる4つの衆院補欠選挙区で一番話題になっているのは安倍晋三狙撃で空席になった山口2区である。38歳の吉田真次氏が後継となり安倍昭恵夫人が応援している。宗教問題に詳しい立憲民主党の有田芳生元参院議員(71)も立候補しているのである。マスコミに頻繁に登場している有田氏の知名度は高い。さて山口県民はどちらを選ぶか。
10増10減の選挙区調整で山口2区は新3区に変更になる。次期衆院選は自民党支部長は林芳正か当選した場合の吉田氏のどちらかになる。実績からすれば圧倒的に林芳正氏であろう。米国の大学を出て語学力も優秀で、諸外国とも堂々と渡り合える逸材だ。元下関市議吉田氏とは行政処理能力で比べれば横綱と十両くらいの差がある。
当選しても次期衆院選までの間だけだ。安倍晋三の弔い合戦を前面に出して自民党は戦うのだろうが、安倍晋三自体も国葬の価値があったかと疑問を持つ国民も多い。
有田氏が立憲民主党ではなく維新から出馬すれば伯仲の戦いになったろうと残念である。
いずれにしろ、この補選の結果により、岸田首相は衆院解散の時期を探ることになる。統一地方選後半戦は維新の勢力急拡大で終わるだろう。反自民の受け皿が保守に近い維新に流れるのはこの前の選挙で証明された。
すなわち無党派層の受け皿は立憲民主・国民民主ではなく維新であることが分かったからだ。今年の選挙は共産党という歴史ある左翼政党の滅亡の始まりになるかもしれない。
(文責:岩澤信千代)