立憲民主党の泉代表が維新のお家芸（獲得議員数の目標）の真似をした。次期衆院選目標150議席だ。専門家によると130議席程度だろうと予想している。うがった見方をする人は敗れて早く代表をやめたいのではと勘繰る人もいる。もとよりカリスマ性の点で見劣りしていた。

衆院解散の時期を探っている岸田首相も当てが外れている。

地元広島で開催されるG7に米国バイデン大統領が欠席するかもしれないからだ。

連邦政府の債務上限引き上げ問題が大問題となっており議会で同意が得られなくては、今月いっぱいに期限が切れるので国家予算が使えなくなり警察官などの公務員の給料もストップされる。下院の過半数を民主党が制することができなかったので大変な状況に陥った。

J7サミットを手柄にしようと思っていた岸田首相の目論見はもろくも崩れそうだ。

もう一つ、トルコの大統領選が明日行われる。20年の長きにわたり政権を担ってきたエルドアンの苦戦が伝えられる。ロシアVSウクライナの仲介などで活躍していたが、国内のインフレ率は高まる一方で、国民の不満はマグマのようにたまっている。通貨トルコリラも大幅に下落している。本来ならばインフレを抑えるために金利を上げるところだが逆に利下げをした。強権エルドアンの失脚のあらすじは誰も読めていないだろう。イスラムの女性に対する両候補の政策は全く違う。女性の声はどこまで届くだろうか。

（文責：岩澤信千代）