🗓 2023年06月01日

最近のニュースを見るとモスクワでのドローン攻撃やベルゴト州への攻撃などロシア領内での被害が伝えられことが多くなった。いずれもウクライナは関与を否定している。ロシア国内の反政府主義者の仕業と言いたいようだが、ロシアに反政府の部隊が組織立って行動しているのだろうか。

プーチンは自国の安全が脅かされる場合は核兵器を使うと言っている。ロシア領内での軍事行動はすごく危険を持ち込みやすいことなのだ。5月に入りロシア軍の劣勢が伝えられている。

ハイマースなどで軍備増強したウクライナ軍がどれだけ領土を奪回できるのか、ゼレンスキーは反攻の体制が整ったと言っているが、どのような戦略での反撃を考えているのだろうか。

モスクワがこれ以上攻撃されればロシア国民もこの戦争の本質に気づくかも知れない。プーチンの不支持率が60%を超えたという報道もある。

広島サミットで首脳が原爆資料館を訪問してたことで、全世界に原爆の悲惨さを拡散させたことは間違いない。核使用が人類に対しての最大の犯罪であることをプーチンは十分に知っているだろう。

しかし、自国の領土が侵食され民間人が犠牲になるようだと核使用の誘惑に負けてしまうかもしれない。ウクライナ国内の集合住宅や民家はサンドバックのように一方的にロシアに攻撃された。戦場はウクライナ領土だけだった。これがロシア国内に飛び火していくようだと核使用の危険が数段増してくることが危惧される。この戦いはプーチンがソ連邦の崩壊ベルリンの壁の崩壊を目にしたトラウマ戦争なのである。いわば強権国家の精神病のわずか一人のリーダーがカギを握っている。クレムリンではプーチンのことを「ジェードシュカ(じいさん)」と呼んでいるそうだ。ワグネルのプリゴジンは「幸せな爺さん」とプーチンを表現した。プーチンの最大の政敵にプリゴジンはなれるのだろうか。ショイグやグラシモフには反抗的だがプーチンには従うと料理人は言っているそうだ。

(文責:岩澤信千代)