🗓 2023年11月24日
「あれ」で沸いた阪神タイガースの「六甲おろしフィーバー」は終わり、今は「岸田おろし」に突入か。麻生派・大蔵省が岸田首相に見切りをつけたというニュースが噴出してきた。第4の派閥である岸田首相は第3派閥の麻生派におもねりその命脈を保ってきた。
高齢で首相としての再登板は不可能な麻生太郎の野望は、いかに政権のキャスチングボードを取り続けるかが至上命題である。だがこれ以上岸田に肩入れしていると自分たちの仲間の落選もありうる非常事態になってくる。
ただ自派閥の河野太郎は麻生の言うことをまともに聞きそうもないから、傀儡になる総裁候補が見つかればいつでも岸田総理を表舞台から引きずり下ろすだろう。河野太郎は今まで何の成果も出していないし、ミサイル基地も根回しもなく撤回した。現在のマイナカードも成果を出していない。彼に国を任すのは極めてリスキーだ。不破はいくら意気込んでも過去の人だ。グループが解散している。菅前首相が小泉進次郎を擁立するなど反主流派を結集して総裁を選出できるか。100人の安倍派はどう動く?流れによっては安倍派分裂もあり得る。ウサギ年から辰年、異変の予感が増してきたぞ。
グループが解散している石破を引っ張り出すか。よしんば石破が首相になっても三木おろしが起こったように短命内閣だろう。茂木を引っ張り出すか、とにかく影響力を行使できる人物が現れれば、いつでも手のひらを反すだろう。3月まで総辞職という噂まで出てきた。
補正予算では国民民主党がトリガー条項凍結解除を交換条件として補正予算に賛成し、圧倒的多数で参議院に送付された。岸田首相がトリガーの効果に漸く気が付いた。「渡りに船」作戦だ。米国利上げの時、金利値上げによるアベノミクス脱却とトリガー条項凍結解除が効果的だったのだが、時期を失った今は新たな混乱をもたらすだけだ。
前から私が言っていたようにトリガー条項の凍結解除は、岸田政権の浮上チャンスだと言ってきた。ガソリン税25円を取らないとなると国民負担は相当減少する。目に見える政策だったのだ。ガソリン高騰が運送賃の関係で商品に跳ね返っている。インスタントラーメンの値上げ幅も少なかった可能性もある。
すべて岸田内閣の判断は遅いのだ。早かったのは評判が悪かった安倍元首相の国葬だけだった。モリカケ問題や「桜を見る会」「統一教会事件」を見ればわかるように国民の多数が大枚をはたいて国葬などするべきでないと言っていたのに。本当に国民感情がわからないリーダーである。それでいつもの口癖で「政治家は結果にたして責任を負うものだ」といつまで言い続けるのだろう。
岸田おろしに 悄然と
規正法違反に 政務官の辞任
支持率低下がすすむ 岸田内閣
立ち向かう 岸田ダウーンズ
(文責:岩澤信千代)