🗓 2023年12月22日

本来ならば青木の法則(内閣支持率+政党支持率)に従い、内閣総辞職になるはずであるが、50%を割っても岸田首相は不敵の笑みをたたえている。この原因は岸田首相の開成高校野球部で黙々と練習に励んだ不屈の精神か。開成高校はもとより甲子園に行けるような野球部はない。最大派閥安倍派の凋落は計算の内にあるのか?安倍派出身の大臣・党役員は早々と更迭した。検察から強制捜査・議員の事情聴取の情報が岸田首相に流れているのではと勘繰られている。今まで不祥事を起こした閣僚の罷免はすみやかでなく、国会答弁で該当議員が生き恥をさらしてきて、国民がテレビで顔尾を見るのが嫌だという状態があったのに。今回はすみやかなというより、鮮やかといってもよいほどのテキパキな更迭のタイミングである。

微笑の最大の原因は、自民党内に岸田の後釜になるような人物がいないことである。石破茂は国民の人気が高いという幻想のせいで、マスコミの露出が多いが、いざ自民党総裁選挙となるといかほどの国会議員が投票するか。今までの執行部批判のおかげで党内に敵も多い。小泉進次郎はボキャブラリー豊富であるが彼にリーダーシップは備わっていないだろう。河野太郎はかき混ぜるだけかき混ぜて何らの結果を見せていない。茂木は岸田に非協力的で棚ぼち狙っているに過ぎない。

そうなのだ。岸田が不敵な微笑みを画面に見せている最大の理由は、誰もが進んで泥船に乗ろうとしないからだ。ひょっとすると来年秋の自民党総裁選で再選されるのではないかとも思えてくる。

皆さん、今回の捜査の指揮を執っているのは最高検察庁刑事部長森本宏しです。検察庁のエースです。「熱い思いの人」と若狭元検事も言ってますので期待できるかもしれませんよ。

(文責:岩澤信千代)