🗓 2023年12月22日

 ネットサーフインしてたら、今回の安倍派キックバックの原因は、清話会の生い立ちに求めていた。清話会は福田赳夫が創立したが、有名な角福戦争に見られる通り、派閥の力学からすると自民党主流の派閥ではなかった。田中派や宏池会は金融などを含め伝統的に大企業からの献金が多く、建設業界は二階派が握っており、清話会は運送業や学校建設などの文教関係などのニッチな部分から献金を受けるのみで資金吸収力が弱かった。

安倍晋三の時代になり派閥の人数を増やし集金力を高める必要があった。そこでパーティーによる資金収集を強化せざるをえなかった。この意見は真実をついているものと同感した。安倍派の構成員は今成り行きを見ていて動かないが、検察の結論によっては分裂していくかもしれない。とりあえず失脚した幹部の後を傷の浅い人たちで運営していくのだろうが。

「死人に口なし」を利用し、安倍晋三や細田元衆院議長のせいにしないことを祈る。

それと検察のエース森本宏刑事部長は名古屋大学法学部出身だそうだ。何の事件だったか忘れたが、過去の疑獄事件で活躍し、検事総長になった検事は岡山大法学部出身であった。こういう修羅場に東大法学部出身者でない共通点もある。この事件の落としどころによっては、実績のある検事総長が将来誕生するかもしれない。検察というところは不思議なところで、赤レンガ組(法務省への出向経験)か海外留学組しか出世できない伝統がある。

(文責:岩澤信千代)