🗓 2023年12月27日

 木原誠二前官房副長官の元妻X子が殺人を犯した疑いの問題(2006年4月10日発生)が、闇の中である。裏金疑惑の陰に隠れてすっ飛んでいる。2008年露木警察庁長官が「事件性がない」と記者会見で発表し、検察庁に送致もされていないという。ただし、露木長官に対して「犯人隠避罪」で告訴されている。遺体から致死量の覚せい剤が検出されたので自殺とみなされたわけだが、状況証拠から他殺という事件性が高い事件である。

 元妻かその父親が容疑者ではないかと疑われている。X子は10回以上の事情聴取を受けている。元妻は夫が殺害されたときに奥の部屋で子供と寝ていてわからなかったと主張している。事件にする権限は検察にあり、警察のトップとはいえ警察にはないのだそうだ。何らかの圧力が警察にかかった疑いが強い。露木警察庁長官は官房副長官の椅子を狙っているから脱法行為を行ったとジャーナリスト佐藤章氏は言っている。露木長官のみならず栗生前警察庁長官(現官房副長官)も同罪だと主張している。ちなみに医師の死体検案書には「不詳の死」と書かれていて自殺とは書いていない。「事件性はない」との露木発言は「犯人隠避」に該当すると主張している。捜査本部が解散されたいきさつもわからず捜査終了になったことは現場の捜査陣も唖然とした。

事件が起こったあと被害者の元妻X子は「遺体は引き取らない」と発言し、葬式にも出なかったという。そのX子の現亭主が木原元官房副長官で岸田首相の片腕である。警視庁捜査第1課佐藤誠取調官の週刊文春の主催での記者会見模様もUチューブで見れる。

 

(文責:岩澤信千代)