🗓 2024年03月01日
西郷輝彦主演の佃次郎のサスペンスドラマを見ていた。会津弁満載で面白かったが登場人物の父親が会津に一人暮らしをしている。そのセリフの中で犯人が故郷は福島の猪苗代町(イナワシロチョウ)と言っていた。我々地元に住むものはイナワシロマチと呼ぶことを知っている。脚本家はいざ知らず女優さんは知らないのでイナワシロチョウと呼んだのだろう。周りのスタッフに読み方をしっている人がいれば撮り直しただろう。残念ながら周りに福島県の地名に詳しい人がいなかったのだ。
私がサラリーマンの頃、転勤してきた上司が「出身は何処だ?」「福島です」「どこにあるのだ?」高知県の国立大出身だったが日本地図が頭に入っていないようだ。面倒くさいから「会津だ。」と答えたらすぐにわかったようである。「なんだ賊軍か。」とすぐにピンと来たようだ。それから私は出身地を聞かれたら「会津」と答えることにしている。地図が読めなく会津がどこにあるか知らなくとも「賊軍」「白虎隊」は有名なようだ。だから会津に生まれて感謝すれど不幸に思ったことはない。
皆さん、日本地図を知らない人に出身地を聞かれたら「会津」と答えればよいです。福島県に猪苗代湖がありその近くに会津若松市があることなど地図が頭に浮かんでこない人も変に納得しますから。
ただし、悲しいことに東北大震災で原発が爆発したことにより、今では「福島」も有名になってしまいました。有名になってしまったおかげで中国人が日本の魚を買わなくなってしまった。有名になると不幸になるということもある。
(文責:岩澤信千代)