🗓 2024年03月01日

衆院本会議場の山井 和則の演説だ。「土日はマスコミ・国会衛士を休ませてあげましょう。皆さんを休ませてあげましょう。土日休んで月曜から国会審議しましょう。例年通り80時間審議しましょう。なぜ69時間で審議を打ち切るのか。」京都大学卒の俊秀であるがなかなか面白いキャラクターである。「岸田首相は予算案の強行突破により裏金問題の幕引きをしたいのでないか。」やじ満杯で久しぶりに賑やかな国会になった。山井議員が核心にふれると議場は静かになる。脛に傷を持っている議員が多いので壇上で名指しされたら大変だと思うからだろう。稲田朋美・上杉健太郎・江藤征四郎・亀岡偉民・大塚拓・菅家一郎・杉田 水脈など数名が名指しされた。

 議長から制止が入った。「山井君、やじに応酬してはいけません。議場の皆さんは静粛にしてください。」良識の府であることを議長がうまくコントロールした。「山井君、予算委員長の不信任の趣旨説明から逸脱しないでください。」自民党は前回選挙で261議席の安定議席を確保しており、横暴ができるのだ。山井議員がいくら熱弁しても今夜あるいは明日には衆院は通過するのだろう。あと特徴として議場に空席も目立ったなあ。本会議をさぼっている議員がいるということ。

 それにしても、自民党は安倍派の誰に責任をとらせるのだ。しかるべき幹部が責任をとらなければ国民は納得しないぞ。政倫審で説明責任を果たしたからと逃げ切るのか。年齢的なものから計算すると塩谷座長が貧乏くじを引くのかなあ。

(文責:岩澤信千代)