🗓 2024年03月18日
三頭政治が華やかなりしころ、麻生氏は「次は茂木で、その次が林(芳正・官房長官)」と嘯(うそぶ)いていた。茂木氏は世襲議員でもなければ、日本新党出身で自民党生え抜きでもない。それでも「ポスト岸田」の最右翼まで駆け上れたのは”官僚も舌を巻く”と評される頭の回転の速さがあるからだ。(FRIDAYデジタル)
綽名は「瞬間湯沸かし器」だそうだ。意に合わないと官僚をこき下ろすので茂木マニュアルを作って、茂木の横暴に官僚は身構えたという。小渕優子をはじめ派閥離脱者が続いた。しかし、記事を読むとまだ自民党総裁に色気を示しているという。旧安倍派若手議員と会食を増やしているという。幹事長であれば総裁に反旗を翻すことになるので、自民党の処分が出た時に「私の不徳の致すところ」と言ってやめる算段をしているのではないかとか。
難しい外交交渉をこなしトランプをうならせたこともあるらしい。頭脳明晰で自民党重鎮にまで上り詰めた。だが麻生太郎が揶揄したように「人柄がいまいち」は人望のないことを上手く表現している
安倍派キックバックの聴取も森山政調会長に丸投げ、処分も安倍派幹部に自分で決めろ。幹事長のリーダーシップは全然なく、政倫審の公開弁明も岸田首相自らが出席して打開予算を通した。茂木幹事長の後任は森山氏がノミネートされているが年齢の問題もある。
いずれにしても自民党の処分内容が国民の理解を得られるか。
(文責:岩澤信千代)