🗓 2024年03月30日

4月の衆議院補選で島根選挙区で勝たなければ「岸田総理の元では戦えない」と自民党が騒ぎ出すからという理由で4が解散だとか6月解散だとか評論家が煽っているが、岸田首相の再選は選挙をしない方がいいかもしれない。支持率が低空飛行でもも墜落せずにいれば総裁選に出馬できる。4月の安倍派幹部の処分を見れば岸田の権力をまざまざと自民党議員は見ることになる。総裁の権力の強さを見ることになるのだ。派閥が解散されたことにより麻生・茂木派以外はバラバラになった。政治は権力のある方に近づく。派閥に影響力を持つものが排除されれば、岸田に票が流れる。ということを考えれば岸田首相は解散権を行使しない方が再選の確率が高いと判断するかもしれない。

評論家・コメンテーターは物知り顔に解散・解散と叫んでいるが自民党総裁選まで解散しない方が岸田首相にとっても得策だ。また処分される議員も総選挙がなければ今のままで給料を受け取れる。議員辞職勧告以外は実質的な猶予処分になる。この確率が高いのではないか?それに選挙をやっても野党の統一戦線は出来ないだろうから自民党の大敗にはならないだろう。日本人は熱しやすく冷めやすい国民性と言われる。選挙時期が遅れればキックバックは風化しているかもしれないし。総裁任期までに解散しない方が岸田首相にとっては有利に働くのだ。まさに「のらりくらり内閣」である。

(文責:岩澤信千代)