米国でAI立候補者が登場した。日本人の記者が質問したら、日本語で返事が返ってきた。何故じゃと聞くと開発者のミラー氏は「アクセントで日本人とわかったのだろう」と答えた。これでは人間はいらなくなる。生殖機能だけで地球人を生み出すことしか仕事がなくなってしまう。AIを使ったハリスやトランプの偽動画が花盛りだ。

　また、立候補を取りやめたバイデンは、記者会見で民主党の圧力だったことを認めた。選挙資金は大口支援者から軒並み打ち切られていた。ジル夫人もアドバイスをしたろうが直接の原因ではなかった。上下議員の選挙も同時に行われるのでバイデンと共に議会でも敗れる危機感が民主党内では蔓延していた。大統領も議会も共和党に取られたら大変だ。トラン王国の出現だ。

　国内に目を向ければ岸田首相は再選の可能性を探っているように見える。派閥がなくなったため大臣とかの餌で議員の賛同者を集めることが可能だ。支持率20％でも自民党総裁にはなれる。

　候補者数が集まらない立憲民主党が過半数を握ることはない。維新も万博と兵庫県知事の貢献により人気急落だ。立憲と維新が徒党を組むこともない。このような状況では開成高校野球部の球拾いで培った打たれ強い岸田首相が再選に意欲を出すのは当然の理である。

（文責：岩澤信千代）