🗓 2024年09月09日

皆さん交通事故には注意しましょう。今日いつもの通りコンビニにタバコを買いに行った。何か所か交差点がある。考え事をしていたのか一時停止をしなかった。左方から来た車と衝突した。毎日通る道なので必ず一時停止をするところだ。今日に限ってのろのろと直進してしまったのだろう。ドライブレコーダーを検証した警察から電話があった。一時停止していないとのことである。修理費の見積もりを聞いて唖然とした75万だと。後の祭りとはこのことだ。相手は私のよく知る社長のところの従業員だった。散らかった破片を彼は現場検証中に黙々と拾っていた。15時過ぎそこの社長から電話があった。丁度近所の人からもらった卵を抱えてお詫びに行った。そしてこのことを話した。普通の人なら動転して事故現場の破損物など拾わない。自然とした行動であるが立派なものだ。それを聞いた社長は私に言った。「彼は将来を期待する人材だ。」社員教育を常日頃からしているのかと聞くと「私がそういうことを常日頃していて社長の姿を見ているからだろう」と言われた。さもありなん。社員は経営者により玉石となる。

 高額な修理代に頭を悩ましている私だが、素晴らしいものを見た。破片を拾っている彼の姿を見て私もトランクから袋を出して一緒に破片を拾ったのだが、現場検証が終わり、私の持っていた破片を入れた袋がない。あたりを探したのだが、見当たらない。私の車を取りに来たレッカー車の運転手が言った。「さっきの人が持っていったんじゃない?」途中までは私が袋を確かに持っていた。その袋まで彼が持ち去ったらしい。こんなことを自然体でできる人は少ない。

私はトホホの世界にいるが、君子みたいな人がいるんだと改めて感嘆した。

一方で、修理代どうしようと悩んでいる私がいる。トホホ。

(文責:岩澤信千代)