🗓 2024年10月28日

 あまりサプライズのない決着であった。丸川珠代・パンツ高木落選。自公は210前後で過半数には 20議席足りない。死に物狂いで多数派工作をするのだろう。まず始めは公認権を与えないで当選した議員には即復党を認めるのだろう。ここで公認候補の二階3男にたてついた世耕 政隆は復党できるのかが問題になる。過半数の233を超えるには維新や国民民主と手を組めばいいのだが、高く売りつけようと連立入りを両党とも拒んでいる。簡単に連立入りすれば来夏の参院選で国民から見放されるからである。

 石破も森山も辞めないと言っている。彼らを引きずるおろすほどのドンも勢力も疲弊しきって、いなくなってしまった。誰も泥船の船頭をやりたくない。編み笠を被った面の皮が厚そうな石破に船頭をやらせていて時期を待とうという魂胆見え見えだ。

 野田がものすごい人間力を発揮して野党を結集させることができれば政権交代は可能だ。しかし組閣ができるかが問題になる。協力したんだからこれこれの大臣ポストをよこせ。減税しろ、消費税やめろ、防衛費減らせ。泥船以上に前に進まなくなる。それこそ日本沈没だ。自民党が過半数を結集できて政権を維持できるか11月7日開会ともいわれている特別国会にかかっている。そんときにはすでに米国大統領も決まっている。まったくもって先が見えない世の中である。

(文責:岩澤信千代)