USスチールの行方
🗓 2024年12月24日
テレ朝による
USスチールの地元のピッツバーグでは買収が不成立となった場合の影響を不安視する声が相次ぎました。 USスチール工場で働く人 「同盟国に対して偏見を持つ理由はない。それがすべてだ。誰もが合併がうまくいくことを望んでいるし、この地域全体が明るい未来を迎えることを望んでいる」 USスチールが本社を置くピッツバーグ近郊のクレアトン市の市長は「買収しか選択肢は残されていない」と訴えました。 クレアトン市 リチャード・ラッタンジ市長 「100年以上の歴史が続くUSスチールのおかげで、クレアトンは存在している。もしUSスチールが撤退すればガソリンスタンドやレストラン、ピザ店、薬局など地元の個人商店が閉鎖に追い込まれるだろう」 買収を巡る話について最初は不安を感じたものの、労働者を守ることにつながると考えが変化したそうです。 クレアトン市 リチャード・ラッタンジ市長 「ここ数日の間でも買収を承認するよう求める書簡をバイデン大統領や議員らに送っている。『あなたの助けが必要です』と」
バイデンの決断にゆだねられた。ピッツバーグ近辺の市長が一斉に買収賛成に動き出している。バイデン・トランプはアメリカ人のプライドと国民人気を気にしているだけだ。だが地元にとっては死活問題だ。日鉄の買収以外にUSスチールの生き延びる道はない。小学校の算数の問題だが、大人の大統領は決断しかねている。1月のトランプ就任前のバイデンの決断が大きく左右する。バイデンが最低の大統領になるかどうかの分岐点でもある。
(文責:岩澤信千代)