🗓 2024年12月27日

今中国では日本の石破首相が人気だという。1972年日中国交を実現した田中角栄に似ているというのだ。中国には井戸を掘った人を尊敬することわざがある。田中角栄に風貌も似ているから角栄と同じように中国に尽くしてくれるだろうという期待がある。おりしも中国富裕層のビザなし期間の延長などが発表された。インバウンドによる消費を期待してもいるのだろうが、中国の狙いの根っこはトランプ対策だろう。

 すでに中国にたいして関税の引き上げをトランプは声明している。中国はアメリカの同盟国の日本を引き付けておきたいのだろう。あるいは日米同盟に楔をうちたいのかもしれない。少数与党の石破内閣は風前の灯火の中にあり、国民の人気は盛り上がらない。かろうじて国民民主の103万円の壁突破の話を聞いているふりをしているので低空飛行を保っている。墓場に送りこまれた安倍派落選議員の怨嗟はたまりにたまっている。だけど木から落ちた議員はなすすべもなく、自分の人生設計の見直しを強いられている。萩生田が旧阿部派議員を糾合しようとしているが簡単ではない。議員それぞれが生き残りを考えて岸田側近の木原についたり、森山幹事長についたり右往左往しているのが現状だ。

 国内では四面楚歌なれど、田中角栄によって議員になることを勧められた過去をアピールして中国に接近すれば意外な展開になる可能性もある。ただしトランプに嫌われなければの話ではあるが。

 国民民主玉木の息切れを虎視眈々と狙っている。国民の意見は不倫より減税してくれというのが気持ちだから、玉木の人気はいまのところ落ちない。さて国民民主は自民党に振られれば内閣不信任案に同調して石破内閣を倒すか。自民党とはその時は維新を抱き込むだろう。立憲民主は野党第一党というだけで存在感はない。維新には斜陽前原が副代表だ。彼のいくところ必ず衰退の二文字が付きまとう。希望の党との合流が、

(文責:岩澤信千代)