🗓 2025年01月29日

一昨日、米国の最大半導体のメーカー、NVIDIA(エヌビディア)の時価総額が1日で93兆円減少した。中国のDEEEP SEEEKというAI企業が開発したソフトの発表が原因である。今まではAI開発はNVIDIAのGPUが必須と言われていたのが、この企業は無償で公開するという。有料のGPUを使わなくても技術者はAIを開発できるのである。米国企業が数千億をかけて開発したものを8億くらいで開発してしまった。これは米国が制裁のため半導体・半導体製造装置を中国に禁輸したためで、性能が劣る半導体を使って開発したからだそうだ。150人足らずの企業がどでかい開発をした。まさに中国おそるべしである。

沸騰ワードで中居と並んで昨日は騒がれた。「窮鼠猫を噛む」の図である。米国の制裁が自国の企業のビジネスチャンスをつぶした現象である。AI開発者はNVIDIAの高価な半導体を使わなくても高性能なAIが開発できる可能性が出てきたのだ。無料で得られるのに有料にする必要もない。ただ、性能に差がありテキスト生成のみ(音声・画像なし)でテキスト・画像生成・音声機能があるChatGPTには劣るらしい。

(文責:岩澤信千代)