🗓 2025年02月25日

 これは何の数字と思いますか?アルコール度数ではありません。政党支持率です。野党第1党の立憲民主党と国民民主党が同率の8%で並んでいるのです。

 「103万の壁」突破戦略で自民党と戦っている国民民主の支持率が上昇しているのです。また石破首相と鉄道オタク同士の密約があると言われる前原維新も高校授業料無償化で得点を挙げているのです。維新は兵庫県議(百条委員会の委員)が立花孝志に情報を流して問題になっている。県議は処分待ちだし、大阪万博の前売りチケットも全く売れてない。大阪万博は維新が言い出しっぺだが今では自民党・政府に丸投げ状態だ。先ほど立憲民主党は党大会を開いたが夫婦別姓と政治資金法改正とか直接国民の懐に関わるものでないので、国民の心をとらえきれていない。一方、地方選・首長選では国民民主党は実績を積み上げている。当然のことながら選挙は立候補者を擁立できないと当選者は確保できない。小選挙区制になり、野党が共闘しなければ自民党には勝てない。

 選挙を目指すものは立憲民主では当選できないとなると国民民主から立候補したいと皆考えるだろう。また、維新を丸め込んだら予算案は通過するので、自民も国民民主を相手にしなくなるかもしれない。自公にとっては国民民主か維新どちらかと結託すれば過半数は取れる。立憲民主は野党を合同できれば政権交代も可能だが、反対反対だけ野党とは一線を画す国民・民主2党とは相いれない。政策実現のため「是々非々」が両党の作戦だ。衆院で自民党が少数与党の内はいいが、参院選で自民党が勝てば急速に2党の存在感は薄れる。

(文責:岩澤信千代)