🗓 2025年03月01日

 トランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の2月28日の会談が決裂したことを受け、ロシアのプーチン政権幹部はすぐに、「歴史的だ」などと歓迎するコメントをSNSに投稿した。(朝日新聞)

 ホワイトハウスでの会談は決裂だロシアは大喜びだ。これまで米国議会が承認したウクライナへの資金援助は総額およそ1130億ドル(約16兆8360億円)。とてつもない金額だ。

 私の母校の同窓会では校歌の後、応援歌を歌い、最後に肩を組んで「人生劇場」を歌う。「人生劇場」は第2校歌と言われる所以である。その一節に「端役者の俺ではあるが・・・」というのがある。ゼレンスキーは端下役者でなく喜劇俳優である。プーチンは喜劇役者のゼレンスキーを見くびった。キーウ陥落は短期間で終わり、ウクライナをわが物にできると考えた。ところがゼレンスキーは歴史に残る英雄だった。

 13兆円とはすごい金額だ。これに匹敵する金額より少ない国家予算の国が多数ある。トランプのロシア寄りの発言が目立つ。早くウクライナ戦争を終結させてノーベル平和賞をもらいたい気持ちが先行している。

 喜んでいるのはプーチンのロシアだ。世界各国の制裁は、中国・インドが石油資源などを輸入しているので効果は薄い。軍需産業の繁忙でロシアの国内景気はいい。人の国の領土を盗んだ犯人をほめたたえるとはどういうことだ。

 ただ、トランプは賢い。思わぬゼレンスキーの反撃でトランプは考えを改めるかもしれない。もとっも変だと思っているのはトランプが求めるレアアースはロシアが占領している東部地域に埋蔵されていると聞く。ウクライナ東部がロシアの領土になったらトランプはウクライナの何処からレアアースを掘るのだい?

(文責:岩澤信千代)