🗓 2025年03月13日

「気狂いに刃物を渡した」のが今のトランプ関税だ。フォードなども製品に価格転嫁できないと4%減益だそうだ。トヨタが1.5%、スバルが2%営業利益が下押しされるそうだ。自国にの税金を増やすために自国の企業の首を絞めている。これがトランプの政策のパラドックスだ。バーボンウイスキーやハーレーダビットソンにも欧州は関税を課すと言っている。自国のメーカーの製品が高くなるので売れなくなる。

常に佳座はプラスとマイナスが裏表に密接に絡まっている。定量的な数値分析を行いながら大統領令を発布しているのだろうか?おそらく全く考えていない。関税をかけて米国に工場を建てさせれば雇用が生まれる。輸入する鉄鋼が来なくなれば自国生産の鉄鋼が売れると単純に思っているのだろう。ところが老朽設備しか持っていないUSスチールが鉄鋼を生産して売れるかというとUSスチールという企業自体が存続できるかどうかの瀬戸際だ。

正論のルビオと異端のマスクの仲が険悪になってきている。ルビオが統括している省庁にマスクが手を突っ込んで人事を発動しているからだ。これでは組織が持たない。財務省の人間が検察庁の人事に手を突っ込んでくるようなものだ。人事権のない省庁のトップの話を誰が聞くか。このトップのために一生懸命働いてもよその人間にあっさり解雇される。強い国力を持った大統領に誰が鈴をつけるのだ。闘牛場を暴れまわるのがトランプだ。柵を飛び越えて観客席に今でも飛び込んできそうだ。トランプの眼前は赤い旗だけしか見えないのだろう。

 さすがに小沢一郎も水田水脈の比例代表公認にかみついた。終った人がいくら吼えても影響力はないが「無理が通れば道理が引っ込む」のが自民党の体質だ。福島県の自民党支部長も2か所もめている。2回連続小選挙区で敗れ比例復活した元議員や裏金で公認を得られなかった議員がすんなり支部長のポストを明け渡していない。

(文責:岩澤信千代)