🗓 2025年03月16日
大相撲の今日の結びの一番は横綱豊昇龍と高安であった。元大関高安が新横綱を破り、久しぶりの金星を挙げた。そのままNHKを見ていたら、「おはなはん」のヒロイン樫山文枝が出ていた、70過ぎの老人に20代頃の大学の授業の記憶がよみがえってきた。2年間は教養課程で語学と体育が必修であった。私は第一外国語にドイツ語、第二外国語に英語を選んだ。その英語の先生が樫山文枝の父親と知り合いで親しかったようだ。まず授業の手始めにその話が出る。すなわち「今は樫山文枝は有名だが父親の樫山欽四郎とは文学部の同級生であり家によく遊びに行った。その頃文枝はまだ赤ん坊で俺の膝の上でおしっこをした。アハハ。」から始まりそれから阪東妻三郎の話になり「無法松の一生」とか阪妻の俳優の絶賛が始まり、それで授業の半分は終わる。何度も聞いているから我々はあきれているのだが、そこからがまた大変なのだ。教科書はシェイクスピアの劇だ。それは古典英語なのである。あなた「you」が「thou」なのである。今古典英語を学んで何になるのだ?と思いながら出席日数により優良可の優がもらえるので50人の級友は仕方なく「おはなはんのションベン」に付き合った。
だから、阪妻と「おはなはん」は思い出せてもその教授の名前は思い出せないのだ。当時指定校制度といううのがあり、優が20以上あれば大手銀行・商社・生保どこでも入れた時代であったが、9つしかない私は証券会社に入った。その9個の優の内、出席日数でもらえた体育とこの英語である。体育は弓道を取ったがゴムを引っ張る練習が1年続き、最終日に初めて矢を放った。手を離した瞬間矢は真下に落ちた。だから源平合戦の那須与一の扇を的中させた凄さがわかる。自慢ではないが専門の憲法・刑法・民法などは一つも優がない。だから私は「ア法学部」出身と自称しているのだ。
学生時代はハチャメチャな生活を送った。池袋のぼったくりバーで大金を巻き上げられたこともあるが、気が向いたら自供します。
(文責:岩澤信千代)