🗓 2025年05月16日

叔父がなくなったので、叔母から大量の故人の服が送られてきた。大きなバッグ8個分である。叔父と身長は同じくらいだが、メタボの私は腹周りが大きい。ブランド物のバーバリーのコートとかは着れたが、半分くらいは寸法が合わない。捨てるのはもったいないので近所に住む背丈が同じくらいの知人を呼んだ。寸法は会うのだがデザインが気に食わないという。それでもスリーピースの背広2着は持って行ってもらった。

 そして背広が10着程度残った。そこで知り合いの産廃業者の所長に電話した。衣服も引き取るというので持ち込んだ。所長は休みで女性事務員が会社にいた。重さで引き取るという。見てもらったら5円だという。それではガソリン代にならぬとデイスカウントストアーに持ち込んだ。査定するまで30分以上待たされた。

 場内アナウンスがあり。引き取りカウンターに行ったら、背広は全滅。値札のついたズボンは引き取るという。値踏みは200円。産廃業者からデイスカウントストアーまでのガソリン代以下である。はじめから村の共同ゴミ捨て場に持っていくんだった。

 発展途上国に送るのもその術を知らない。このような行き場がない古着が全国に山ほどあるのだろうな。なんでも鑑定団に出品されたスポーツ選手の着古されたユニフォームなど高値が付く。私は有名人ではない。私と二人の子供は身長が合わないし、誰も引き取りがないのだろうな。モノに執着しない女房はどうするのだろう。今から捨てろと遺言しておくか。

(文責:岩澤信千代)