🗓 2025年05月17日
17日同志社・慶応・早稲田の各総長の基調講演があった。はじめ当然ながら同志社の八田総長が開講の挨拶をしたが、会津藩出身の山本覚馬・八重兄妹に言及することなく、終わってしまった。
深い失望に陥ったのだが慶応の伊藤公平塾長が山本覚馬に言及した。ほっとしたのは私だけだろうか?山本覚馬なしに同志社の発展はなかった。京都御所近くの一等地に校地を手当てできたのか。
覚馬が所有していた旧薩摩藩邸を覚馬は500円の格安の値段で譲渡した。山本覚馬の理解なく、キリスト教の大学を京都に作ることは無理だった。
戊辰戦争で賊軍となった会津藩出身者は明治学院の総理となった井深梶之助・関東学院の創立者坂田拓などキリスト教会で活躍した。会津中学の第一回卒業生の山口鹿三などはカトリック会で名を成した。野口英世も栄町教会で洗礼を受けた。
私学の特徴はそれぞれ創業者の理念を継承・発展させてきた。フジテレビの謝罪会見では早慶出身者が独占した。建学の精神とはちょっと違和感を感じたのは私だけだろうか。
(文責:岩澤信千代)