🗓 2025年10月03日

 昨日渦中の前橋市小川市長が市議会で説明した。その中で「希望降任制度」により相手の職員が異動したと述べている。

 降任すれば給料は下がる。一般的に自分から降格させてくれとは言わないだろう。任に堪えられずノイローゼになり職務遂行ができないとなればありうる話ではある。

 矢面には公人たる市長が立ち、一般人である職員はマスコミからの追及が免れる。温情のある手続きであると考えれば首肯できる。自分の夫や父がマスコミにさらされれば妻や子の身の置き所がない。そうでなくとも、実名・写真が公になった今、妻子の心中はいかばかりだろうと心配になる。子供が小さければ父親が不倫をしたなど説明がつかないだろう。小中学生に「不倫」の2文字は説明しようがない。

 とりあえず、職員をマスコミの餌食から逃れさせたのは英断といえるかもしれない。

 それにしても、首長の不祥事が多すぎる。伊東市長の往生際の悪さ。新しく選ばれた市会議員が再度不信任案を可決すれば失職するのだが、市長派のステルス議員が当選・反対すれば市長職を続行できる。選挙民が投票して当選した首長だけに当然なのだが、簡単に失職させられない民主主義とはいかなるものか。市議選の為に4000万強の血税が費消される。

 市長が一言辞めますと言えば、そのお金は有効に使えるのに。あわよくば頑張れば給料のほかにボーナスまでもらえる。民主主義とは金のかかるものだ。

(文責:岩澤信千代)