🗓 2026年01月15日
戊辰戦争から会津戦争に至る過程に江戸城攻めがある。徳川幕府打倒の大義が必要だった西郷隆盛は浪人を使って江戸の町に強盗・略奪・火付けを行った。そして犯罪を行った後、薩摩屋敷に逃げ込ませた。そこで江戸取り締まりの任にあった庄内藩が薩摩屋敷を延焼させた。西郷隆盛はそれを聞いてにんまりしたという。
時が変わり、太平戦争勃発時、アメリカの世論は日本と戦争をするのを好まなかった。反戦ムードが漂っていた中、山本五十六の真珠湾攻撃が行われた。それで米国民は「リメンバー・パールハーバー」(真珠湾を忘れるな)となり、世論は一気に戦争参戦となった。
米国には今でも武力行使が世論を団結させるのだという。昨日の日経新聞にその記事が出ていたので紹介する。
湾岸戦争1991年)ブッシュ父の支持率 58%→83%
アフガニスタン侵攻(2001年)ブッシュ子 51%→90%
米軍に犠牲者が出たり国内経済が悪化すれば、支持率は急降下する。最近では軍事作戦の支持率押し上げ効果は弱まっている。第一次トランプ大統領のイラン(ソマイニ司令官殺害)は5%、オバマ大統領のビンラデイン殺害も44%→51%に高めた程度だった。
今回のベネズエラ大統領拘束の賛成は40%そこそこだ。トランプの狙いはベネズエラの石油利権の獲得とエプスタイン文書問題から国民の目をそらすためと言われている。1998年のクリントンのアフガン攻撃はモニカ嬢との不倫疑惑を隠蔽するものと受け取られた。物価高にあえぐ国民のトランプ離れから、11月中間選挙は苦戦を予想されるので軍事作戦を使っているのではと思われている。
イラン攻撃をためらっているのは米軍の犠牲者が軽微ではないからだ。そうこうしている間にイラン国民の犠牲者は600人以上と増え続けている。
(文責:岩澤信千代)
