昨日、アピオにある西沢書店に行ったら、驚いた。入り口を入ってど真ん中に弓田八平著「会津人が選んだ日本人の心」が鎮座しているではないか。まるで芥川賞作並みの扱いである。それも納入した半分近くが減っていた。

この本の特長はタイトルと櫻井よしこ先生の推薦文にある。が、読むとわかるのだが、このような日本人がいたのかハッとさせられる。蒲生氏郷が訳ありで家臣の為に風呂を沸かしたエピソードや戦時中パラオに駐屯していた日本軍の隊長が現地人を助け、自ら率いる日本軍は玉砕した話など感動を与える書なのである。

著者の動機としては小学年高学年から読めるような平易な文章で書いたので若い人たちに日本人の美徳を多く知ってもらいたいとのことである。