🗓 2019年09月17日

ラグビー

 

スポーツ観戦でラグビーとサッカーを比べるとラグビーを見るのが好きだ。プレーするのはどちらが好きかと聞かれればどちらも無理と答えるしかない。今やっているスポーツと言えばゴルフのみである。年に2回プラスアルファ出場するくらいである。

何故ラグビーか?野球とサッカーは、点が入らないと見ていてつまらない。どちらも優秀な投手が投げあうと確かに息詰まる試合になるが、動いているのはピッチャーと投手と審判だけになってしまう。やっぱり勝ち負けの動きがないとテレビから目を離してしまう。その点、ラグビーは違う。いつも一つのボールを追って、選手全員が動いている。審判もグランドを縦横無尽に走っている。毎年、大学ラグビー「早明戦」(明治大学では「明早戦」という」では、大学の気のおけない同級生と観戦し、新宿の居酒屋(いさみ:今年廃業か)で反省会を開く。大学日本一になった時は、神田の「伊勢屋」という料理屋で割り勘一人7000円のアンコウ鍋を食べる。ここの「あん肝」と鍋のスープは他では味わえない。

「ワン・フォー・オール」というラガーマンの言葉が好きだ。「一人のプレーは、チーム全体の勝利のためにある」という意味だろうが、これはラガーマンだけでなく社会全体に通じる普遍的なものであろう。

今年は、初めて日本で開催されるワールドラグビーの年である。東日本大震災で罹災した小・中学校跡地に釜石鵜住居復興スタジアム(かまいしうのすまいふっこうスタジアム)が建設されワールドラグビーの試合が行われる。釜石のラグビー場建設にかけた新日鉄ラグビー部員の努力がNHKで何度か放映された。競技場の「こけら落とし」には、新日鉄釜石・神戸製鋼の往年のラガーたちも集まった。残念ながらミスターラグビー平尾の姿はなかったが、松尾や大八木の姿もあった。新日鉄釜石VS神戸製鋼の10分間の試合であったが、還暦を超えた元ラガーマンの真摯な姿は感動した。

今回の日本チームの目標は、ベスト8ということだが、たしかに体力面ではニュージーランドやイングランドに劣るかもしれないが、善戦を期待している。

今月、2019年9月20日から開催される。

(文責:岩澤信千代)