🗓 2021年01月17日
河野太郎行政改革担当相の「オリンピック五輪に備えて最善を尽くす必要があるが、どちらに転ぶかは分からない」という発言が海外のメデイアで物議を呼んでいる。
オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長の森喜朗元総理がテレビに出ていたが、まったく精彩がなかった。きっと本音を隠すのは苦手な人なのだろう。
国民の世論調査でも開催に否定的な人も増えてきた。選手のみならずスタッフを入れると7000人近くが入国するという。現在変異ウイルス防止で外国人の入国を禁止している。国内感染は爆発的な状況だ。7月には世界中のコロナ感染者は減少しているのか。ワクチンの接種はアメリカをはじめ諸外国が苦戦しており、予定通りに接種が進んでいない。米国のバイデン新大統領の初仕事であるコロナ制圧の先行きは暗雲が立ち込めている。
「東北大震災からの日本復興を印象付ける」「コロナ制圧の証としてスポーツの祭典を開催する」というスローガンは目に見えない敵コロナ菌には未だ届いていないようだ。
3月25日には福島から聖火リレーが出発することになっている。それまでに中止か延期かIOCを含め関係者は決断を迫られる。スポーツ選手が1年延期になってもモチベーションを持続させ練習に取り組んでいる映像を見るたびに心が痛む。私は何もすることができないが、関係者の英知の結集で最善の結論がでることを切に願う。
(文責:岩澤信千代)