🗓 2021年02月24日

先般大分市議選挙が行われ自民党現職3名が落選した。本人たちのアピール不足もあろうが、森喜朗オリパラ組織委前会長の失言や菅首相の長男の接待疑惑などの外部要因も大きいだろう。
 議員辞職などで空席になった衆院議員の補欠選挙が4月25日にある。それにあわせて、衆院解散・総選挙の可能性もある。しかし現状からすると大分市の選挙結果と同様な結論になる可能性が高い。
 自民党の支持率下落と野党第一党の立憲民主党の支持率アップが同一歩調になっていないのだけが、自民党に幸運という状況である。
 文芸春秋の3月特別号の赤坂太郎氏の記事を見てなるほどと思った。保守層の支持をつなぎとめるために菅首相自らセッティングして櫻井よしこ先生と対談を行ったらしい。文を引用する。
『対談の後、櫻井は親しい政界関係者に「何がやりたいか分からず、中身がなかった。断ればよかった」と漏らしたという。インタビュー掲載二日後の産経新聞コラムで櫻井は「憲法改正と国防力の強化が欠かせないが、菅首相はそれを素通りする」と酷評した。』
 安倍前首相は平時の時に危機をあおり、未来志向を国民にアピールした。東京オリパ誘致もその一環である。しかし、新型コロナにおいてはアベノマスなど奇妙奇天烈な政策を行い迷走した。まるで平時の時に危機感を醸成し長期政権を作り上げたみたいだ。
 新型コロナ制圧や東京オリパの中止なんぞになったら菅政権は跡形もなくなってしまうのだろうか。
私はただひたすら、東京オリパで大阪なおみが金メダルを獲得して、残すメジャー大会3つを優勝し、ゴールデンスラムを達成してほしいと思っている。

(文責:岩澤信千代)