🗓 2021年07月08日

(福島民報新聞 2021.7.8 掲載)

本顕彰会は八重の命日である6月14日会津若松市にある臨済宗の名刹大龍寺で顕彰祭を執り行っています。

新島八重・山本覚馬兄妹の祖霊の墓があるからです。松平容保の嗣子である慶三郎は御薬園で誕生し、大龍寺で養育されていました。

旧会津藩に替わり斗南に新しく立藩を許され、幼き慶三郎(のちの容大)が藩主として斗南の地に赴いたのでした。

150年前、松平容大は大龍寺を出発し約20日間の陸路での旅についたのです。そして150年後大龍寺の奥さんに頼まれた長門屋の銘菓香木実【かぐのきのみ】を斗南藩庁があったむつ市圓通寺の熊谷住職に渡すことができました。150年前に幼子が大龍寺を出発し、圓通寺に到着しました。150年後人に替わりお菓子が歴史の連続の一端を担ったのです。