🗓 2021年09月14日
河野太郎が石破氏に総裁選の支援要請をした。挙党一致体制を作ると言っているので石破氏の処遇か石破派からの大臣起用しますよということを言って協力を要請したのであろう。
確かに世論調査で河野・石橋を足せば40%くらいになり、自民党の党員票の予測も単純に足せばそれに使い数字が出る。
しかし、石破氏は反政府・反安倍政権の立場をとってきたので、安倍・麻生両氏は石破氏を苦々しく思っている。いわゆる河野氏は虎の尾を踏んだ形になる。細田派・麻生派の合計議員数は多い。
野田氏も推薦人が集まらず石破派にも協力を要請している。石破派は明日の総会で決定するとしているが、17人の弱小派閥でいかに石破氏を高く売りつけるかに腐心している姿としか私には思えない。党役員か閣内に石破派をいれれば河野氏は間違いなく指導力は低下する。
これで安陪・麻生派の票は岸田氏に有利になるかもしれない。40人をかかえる二階派は沈黙を守っている。幹事長の椅子を明け渡す原因になった岸田氏の発言を恨みに思い河野につくか、同じように影響力を計算して動くのだろう。
野党は外野先で吠えているが、依然として国民の興味を引くに至っていない。シャドウ内閣も空席で政権を獲ったらどうする国民に判断してもらう努力を怠ってきたからである。
(文責:岩澤信千代)