🗓 2021年11月03日

とうとう立憲民主党の枝野代表が辞任し、年内に新しい党首を選ぶ代表選をやるらしい。前にも書いたが、新宿で彼の演説を聞いたことがあり、街頭演説はうまかった。しかし、テレビの映像で彼を見ると何の感動も与えない人物であったと言わざるを得ない。彼の最大の特徴である福耳をマスコミでもっと喧伝すべきであった。記者に耳のことを話題にさせて人間味のあることをアピールすべきであった。言っていることは自民党批判だけで、さあ自分の党の考えはこうだと国民に訴える内容は皆無であった。あれでは国民の心に響くわけがない。枝野代表はカラオケにうつつを抜かし党務に熱心でないなど漏れ伝わった。

立憲民主党の立ち上げ者であったことは、異論をはさまないが、マスコミによるとワンマン的な行動が目立ったと言う。今回の総選挙の敗北により、党内の反発が強く代表の地位にとどまることは不可能で辞任やむなしだったという。

さて、問題はこれからだ。代表選に泉健太(47歳)と小川淳也(50歳)が名乗りを上げているという。自民党の党首選に出てくるのは元大臣経験者だとか党の要職を務めたことがある人物である。政権を担当した経験が少ない立憲民主党では大臣経験者を探すのは高齢者のみで困難である。従って知名度は、名乗りを上げている二人とも低く来年の参院選挙の顔になるには役者不足といえよう。

私は提案する。れいわ新撰組の山本太郎を代表にスカウトしなさいと。彼の演説は「ハチャメチャであるがわかりやすい。→何か一生懸命訴えている。→投票しよう。」と三段論法が成立する。

実際今回の衆院選では3議席獲得した。話し方や内容が極めて人間味がある。このような国民に近い印象を与える政治家は立憲民主党には見当たらない。

今名乗り出てる議員が代表になれば、来年の参院選は投票所に行くまでもなく、立憲民主党は敗北するだろう。立憲民主党に残された道は、山本太郎のスカウトか、れいわ新撰組の傘下に入るしか方法はないような気がする。

維新については橋下徹が吉村府知事を、吉村氏が橋本待望論を言い合っている。橋本徹にすればコメンテーターとしてテレビに引っ張りだこの方が、収入面でも代表になるよりベターであろうから強く吉村府知事を推薦している。これは夫の不倫で棒に振った新潟県選出の某議員と同じだろう。再出馬して厳しい選挙を勝ち抜くより、何を言ってもあまりとがめられないテレビコメンテーターの方が楽な稼業だからだ。松井代表引退後の維新代表も見ものではある。自公連立政権から公明党が脱落し、自維連立政権が出来るかもしれない。3党まとまれば一気に憲法改正に進む可能性もある。この時国民投票になれば我々国民の生命がかかる大決断を国民自身がしなくてはいけないだろう。

(文責:岩澤信千代)