🗓 2023年04月27日

国国民民主党の大塚耕平・代表代行兼政調会長(63)が名古屋市長選に出るという。首長に立候補すれば国民民主の色は見えても見えにくくなる。愛知県民党などと呼称して党派色を薄めることができる。当選すれば国政の国民民主党が消えても自分だけ生き残る可能性がある。

一方自民党の二階派が衰退しているらしい。2月には42人で党内第5派閥となった。非主流派となってからは派閥からの退会届がひっきりなしだという。二階派も所属していた片山さつきが清和会に入会し、旧安倍派は100人になった。

弱くなった政党は維新の勢いにつこうと必死だ。憲法や軍事についての主張がかみ合わないのに選挙協力など無理な話だが、主張をオブラートに包んで必死の生き残り戦略を考えているようだが実を結びそうにない。連合にも支持政党に対する一貫性がない。無党派層は反対反対ばかりの旧野党に辟易している。だから、自民に対する反対票が維新に流れているのだ。

まさに政治の世界は「貧すれば鈍す」の世界である。

(文責:岩澤信千代)