🗓 2023年11月24日
よしや身は 蝦夷とふ島辺に 朽ちぬとも 魂(たま)は東の君やまもらむ
土方歳三の辞世の和歌が明治7年小島守政「両雄逸事」に載っているらしい。
身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも 留 とど め置かまし大和魂
吉田松陰の辞世の句である。
似ていませんか?
守ろうとしたのは吉田松陰は大和魂、さて土方歳三の「東の君」とは?
徳川将軍か、天皇か?
将軍にしろ天皇にしろ、土方のは狭い意味だが吉田松陰は日本全体の心をさしているように思える。これだけ両者には視野の広さが違っていたのである。もし徳川幕府だとしても忠誠心を全うしたということは評価できる。
(文責:岩澤信千代)