🗓 2023年12月03日

 今日、ラグビー大学対抗戦早明戦を見に行く。今は会津にいるが7時頃の電車で国立競技場へ向かう。大学を卒業して北海道に勤務していた期間を除き何十年も続けてきた習慣である。

 今年はある重要な意味を持ったものになる。亡くなった親友Yの子息を招待しているのだ。子息は慶應卒だが、自分の出身校でない対明治戦に来てくれる。試合終了後いつも新宿ライオンで偲ぶ会をやる。息子は親父と違って社交性があり大学時代の親父の姿を聞きたいという。1年前に親友は亡くなった。いみじくも今日が命日である。

 話は変わるが、12月1日は女房の母親の葬儀があった。喪主の挨拶の時に義兄が頭をマイクにぶっつけた。それを見たら笑いが止まらなくなった。初めての経験である。挨拶の場面でマイクをぶつけるというのはよくあることだが、何か可笑しかった。声を押し殺すのに咳をしたのだがそれでも隠し通すのが困難になり、女房が席をはずせというので中座し、職員にコップ1杯の水を所望し、気持ちを落ち着けてから席に戻った。

 式が終わるころ私の妹が私の所へ咳止めを持ってきた。女房は風邪が原因でないことを知っていたので受け取らなかった。それで妹はそのトローチを妻の義姉に渡した。

 豈はからんや、女房の怒りはすさまじかった。夫は笑いが止まらなくなるし、義妹は勘違いして咳止めのトローチを持ってきたわだから当然である。昨日妹が来たので真相を話したのだがキョトンとしていた。笑いを偽装するために咳をしていたのがわからなかったようだ。我々兄妹に女房は完全にあきれていた。

(文責:岩澤信千代)