🗓 2024年01月07日
国会議員が逮捕された。日曜日かつ震災直後の今日、異例づくめである。逮捕されたのは池田佳隆議員である。池田議員は萩生田光一の一番弟子だ。萩生田の裏庭に検察は入り込んだも同然だ。
表に出ているだけで4000万以上の不記載は他に二人いる。西村前経産相は9000万ともいわれているのでアウトだろう。地元の西村後援会も愛想をつかしている。国会議員は逃亡の恐れがないので逮捕されることは稀である。在宅起訴が多いのに異常事態となった。検察は証拠隠滅の恐れあると判断したのだろう。事情聴取で素直に自供しなかったのかもしれない。
二階前幹事長も事情聴取を受けているから逮捕される可能性がある。衆院補選は10人以上になるかと予想されていたが現実味を帯びてきた。安倍派5人組も逮捕されるかもしれない。ちょっと大がかりになってきた。予想よりも検察の一罰百戒は厳しいものになりそうだ。あとは国民が選んだ国会議員を検察権力がどこまで罰せられるかの判断になってくる。起訴されれば5年間の公民権停止となりほぼ政治生命は立たれる。逮捕されれば有権者のいかほどが名前を書いてくれるか。書く人は激減するだろうから落選の崖っぷちに立たせられる。
しかし、安倍派・二階派は重点的に調査されているが岸田派をはじめ他の派閥はどうなるのだ?国策調査を許せば国会より司法の方が強くなり、民主主義は危険に侵される。ナチスのゲシュタポ・日本の特高警察みたいになれば「モノ言えば唇寂し」になってしまう。しかし、今回の事件は厳罰を以って処しなければ、子供の教育にも悪い。ルール違反して罰せられなかったらスピード違反する人や街頭で平気で立ちションベンする人が増えてくるだろう。政治資金規正法は難しいものではない。収支報告書に誠実に記載すれば済むことである。まさに立ちションベンのレベルなのである。
検察では誰がバランスをとるのか。名古屋大学法学部頑張れ。落としどころを国民が注視している。
今会津は大雪である。能登地方は3万数千人の人々が避難を強いられている。死者は130人を超えた。東北大震災の時も寒かった。自然はかくも我々を苦しめるのか。重要な生存率72時間はとうに過ぎた。瓦礫の下で救助を待っている人が存命であることを切に祈念する。72時間を大幅に過ぎても生存した例は何例もある。頑張ってほしい。
。岸田首相の年頭の記者会見は震災がらみが少なく、政治資金の言い訳が多いと批判を浴びた。救済と復興は政府が全力をあげて取り組むべきである。
金田一耕助シリーズを見ている。疑わしき人物が順番に殺されていく。そして真犯人がわかる。キックバック疑惑も疑わしき政治家が逮捕されていく。しかし、黒幕は老人ホームに逃げていき能登大地震で逃げ切れるかもしれない。ドラマは2時間くらいで決着がつくのになあ。
PS.谷川弥一議員は早々と後援会事務所を閉鎖したという。公民権停止を確信しているのだろうか。自民党も池田議員が逮捕されたのを受けて除名処分にした。有罪になっていないのに自民党の処分は手際が良い。逮捕されるたびに除名していくのだろうか。もっとも、議員辞職よりはましというべきか。
(文責:岩澤信千代)