🗓 2024年06月07日

「あなたの作ったカリカリ梅うまいわね。」やたらと最近褒める。

不思議に思っていたが、梅の収穫期になってきたのだ。結婚して早45年、そういえば女房は梅干しを作ったことがない。20年ほど前までは母親が作っていたのだが今は自分の分の洗濯だけで家事をしないので20年近く私が作ってきたことになる。実際女房は梅干しをあまり食わない。好きでないだろう。

梅干し作りの最大のコツはカビを発生させないことである。だから私は丹念に容器を洗い焼酎で消毒をする。

今日は4時間かけてカリカリ梅を作った。重さを測ったら10kgあった。先週畑から梅をもいできたのである。梅を収穫する時も女房は参加せず草むしりをしており、10分だけ梯子を支えてくれたのみである。カリカリ梅は包丁を入れ上からしゃもじで押さえつけて4等分にする。6kgまでその作業をやったら飽きてきた。パソコンを除きながら砂糖やシソを入れるのだが、あるレシピを見たら砂糖は梅1kgに対し砂糖450gと出ていた。10kgだったら4500gだ。大変な材料費になることに気が付いた。一部を簡単な梅酒に変更し、近くに住む妹に電話した。梅が余ったから取りに来いと。

 こんな女房でも梅に関心を持ったことがある。それは私の母親がシルバーセンターに電話して剪定をしてもらった年だ。その年、梅は見事に実をつけなかった。その翌年女房は奮起しみずから剪定を行った。不思議とそれから収穫量が一定するようになった。どちらかというと女が梅干しを作り、剪定は男がするものだろう。

とは言いつつも、私は剪定ができない。

(文責:岩澤信千代)