自民党総裁候補の推薦人リストを見た。第一印象は二階派の貸し出しである。まんべんなく各人に出している。決戦投票の時に動ける体制を作っている。親分がAに行けと言えば一定程度の他の議員を引き連れてAに投票できる体制だ。麻生・菅がキングメーカーとか騒がれているが、本当のキングメーカーは寝技の得意な老獪な二階かも知れないよ。ただ決選投票は勝ち馬に乗る現象が起こるので筋書き通りの決着にはならないだろうが。表向き派閥解消はしたが、新しい派閥の胎動になる選挙であることは間違いない。常日頃ラーメンを一緒に食っているとかそんなことが仲間になるとかならないとかの判断基準だからね。総裁選を含め民主主義とは数合わせのゲームだからね。貸し借りの問題だと言っているコメンテーターもいたっけ。安倍首相の殺し文句は「あまりあなたに願い事した事はないが、今回は協力してください。」だと過去に相手のお願い事を聞いたことを思い出させるんだと。大臣にしてもらった奴など、断れないわな。

　米国の大統領選だがこの前の討論会後の世論調査ではハリス47％トランプ42％で差が開いてきた。それでトランプは2回目の討論会を拒否しているという。戦局は定まったか。

（文責：岩澤信千代）