🗓 2025年03月02日
トランプ統領とゼレンスキー大統領の会談は、欧州各国の同情を集める結果になった。しかし欧州は温度差があり、支援には限界がある。ウクライナ平和を担保する平和維持軍派遣にも温度差があり、積極的なフランスと消極的なドイツと結論を出すのは大変だ。いわゆる烏合の衆状態だ。大体トランプの面談にバンス副大統領が同席するのが異常だ。2対1の議論となった。副大統領の発言が激論の原因となった。
金貸しが数人で押しかけ債務者の自宅の窓をたたき「金返せ」の図式だ。ゼレンスキーにおいては、ロシアとの停戦にはウクライナが再度攻め込まれないという安全保障が担保されない限り、レアアースで支援分の借金を返すなどと言えない。トランプはそんな言質を与えずただ金返せの一点張りだ。ゼレンスキーが怒るのは当然だ。バンスは米国大統領の執務室に背広も着ないで訪問とは失礼と言った。ゼレンスキーは平時ならそうするが今は戦時だからと反論した。平時ならあなたのより高級な服を着てくると
ゼレンスキーは停戦してもいつロシアが攻め込んでくるかわからないで、矛を収めることなどできない。ヨーロッパからすれば、いつ自国がロシアに攻め込まれるかわからない。武力のある奴が領土を割譲させ侵略できるとなるとモンゴル帝国の再来だ。
プーチンはトランプのお手並み拝見と高見の見物だ。バンスはトランプの機嫌を取るだけのように見える。変な奴が副大統領になってしまった。バンスとイーロン・マスクが明智光秀の役回りを演じそうな予感がする。
(文責:岩澤信千代)