🗓 2025年03月05日
テスラのオーナーたちが、イーロン・マスク氏のトランプ政権への関与に抗議し、車を手放していると報じられている。
一般のドライバーのみならず、一部の著名人も、マスク氏が新設した「政府効率化省(DOGE)」を率いていることや、トランプ氏の政策を支持していることに反発し、車を売却したと主張している。
テスラはここ数週間、厳しい状況に直面している。ヨーロッパでの販売不振や、中国の自動車メーカーBYDをはじめとするライバル企業の競争激化が、株価に悪影響を与えている。もしマスク氏の政治的活動が影響し、多くの消費者がテスラ車を売却したり、他ブランドへの乗り換えを決断すれば、EV業界のリーダーであるテスラにさらなる打撃となる可能性がある。(ニューズウイーク日本版)
テスラはイーロンマスクの政治関与で危機に立たされている。トランプに言われて官庁の職員の首切りをやらされているが、本業のEVで苦境にあるらしい。中国のBYDに押され世界販売台数が欧州はじめ売れていないし、広範囲でテスラ離れが起こっている。核開発に携わる必要不可欠な連邦職員をリストラし、あとで気がついて撤回した。核管理には専門的な技術を持った人材が必要だ。誰でもできるものではない。Xを買収した時は大胆なリストラをしたが、公共サービスを行う官僚機構の破壊は国民に不測の危機をもたらす。今のところトランプは選挙資金を出してもらった恩があるので、マスク擁護で汚れ役をさせているが、いつまでもつやら。最もマスクがリストラに成功したら、大統領になりたいなどというかもしれない。バンス副大統領はゼレンスキー大統領の会見で余計なことを言って混乱させた。大統領の器でないことをメデイアで全世界に周知させた。そこでマスクは大統領になりたい野心を抱くかもしれない。
テスラの不調は全世界の人にとって喜ばしいと考える人が多いのではないか。しかし、自動車業界は10年後にはどの勢力が生き残っているか全くわからなくなってきた。日産の内田社長退任で変化はあるのか?セブンも社長交代。サラリーマン社長の受難の時代に突入したと言える。
※テスラの充電ステーション7基が放火される、マサチューセッツ州
(文責:岩澤信千代)
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