🗓 2019年09月30日
上方落語
古典落語は好きだ。文庫本で古典落語全集を買って過去に読んだ。笑いあり、涙ありで庶民の文化そのものである。本格的な落語ではないが毎週日曜日の夕方「笑点」を見ると一週間という時間の経過がわかるベンチマークでもある。
生の落語を聞くのは、昔勤めていた会社のリクエーションの一環で弁当持参で浅草の寄席に行って以来である。知人に誘われて聞きに行ったのであるが、日本間で聞く噺はよくとおった声も迫力があり、また酒を飲む仕草や歌舞伎俳優の真似をする顔の表情とか大変迫力があるものであった。噺家さんが基本を忠実に落語の修業をしたことがよくわかる。
落語家の名前は、桂三若という。桂三枝の弟子だそうである。声の響き、顔の表情すべて素晴らしい。落語の公演会の懇親会で見せた彼の気配りも素晴らしい。偉ぶらずすべて謙虚なふるまいは、見習うべきところが多い。
彼は言う。「笑いは長寿の秘訣」と。
「キッチン瓦」で年に一回以上公演をしているらしい。
皆さんも身近に本格的な落語が聞けますよ。
(文責:岩澤信千代)