🗓 2020年02月15日

2020年3月から放映されるNHKの朝ドラ「エール」のモデルは福島県が生んだ大作曲家古関裕而である。地元福島市では甘党古関裕而が好きだったという「大福もち」が復活したという。
 実は私は古関裕而と共に青春を過ごしたと言える。その訳は高校の校歌の作曲者が古関裕而であり、作詞者は現会津会長柳沢秀夫の本家筋で外交官であった柳沢健であった。「エール」の朝ドラが決まった時に慶応のOB会長は慶応の歌に古関裕而作曲の歌がないことを残念がった。早稲田には応援歌が2つあるのだが第1応援歌「紺碧の空」の作曲者が古関裕而である。6大学野球は土、日戦い2勝した方が勝ち点を取れる。従って1勝1敗の時は月曜日に再度試合になる。私が在学中は月曜日になると掲示板に「休講」の紙がべったり貼られた。授業がないのである。当時ラグビー部長だった高野教授は常日頃から「月曜日に試合がずれ込んだ時は、勉強はいいから、とりあえず神宮球場に応援に行け」と公言していた。神宮球場で我らは校歌「都の西北」やその他の歌を覚えた。それだからこそ40年経った今でも同窓生と肩を組んで一緒に歌えるのである。但し、現在はあまり休講にならないという。じゃあいつ校歌を覚えるのだ?

2月13日「世界に一つだけの花」の作曲者槇原敬之が覚せい剤所持で逮捕された。この歌は子供たちや東北大震災で甚大な被害を受けた被災地を勇気づけた。
 歌は悲しいとき、嬉しいとき我々の心に深く浸透してくる。
甲子園に響いた「栄冠は君に輝く」などは元気と若さを取り戻させてくれる。才能が反社会的行為により委縮するのは大変悲しいことだ。

(文責:岩澤信千代)