🗓 2021年02月08日
2月7日、競泳ジャパン・オープンの50メートル自由形で24秒91で2位となった。2018年8月のアジア競技大会ジャカルタで50m、100m自由形50m、100mバタフライ400mフリーリレー、400mメドレーリレーの6種目で優勝し世間を驚かせた。当然アジア競技大会6連覇は日本人初である。
その後、東京オリンピックを目指し練習に励んでいたが、2019年初めころオーストラリアで合宿中、体調不良のため帰国し診断した結果白血病であった。療養中体重は15kgも減ったという。
それが昨日に行われた冒頭の大会で2位となり表彰台に立った。なんとその精神力は超人的である。夏目雅子は同病により早世した。いわゆる血液の癌と言われる白血病を克服しようとしているのだ。尚且つ、その結果は国民を鼓舞するものだ。
一方で、組織委員会の森会長降ろしは止まらない。箒を持ってJOC前に人々が集まり「やめろ」コールである。ネットで13万人の署名が集まっているという。「邪魔になったらほうきで掃いてくれ」と本人が発言したものだから人々は箒を持って抗議しているのだ。会長辞任となれば前代未聞の「六甲おろし」ではなく「箒降ろし」となる。
一方で「時短警察」というのがあるそうだ。コロナ自粛の中午後8時以降営業する飲食店に張り紙など執拗な嫌がらせをするようだ。無言電話は序の口で入口に生ごみまでばらまくそうだ。度を越せば当然法律違反の事例だ。
負の側面は、池江璃花子の様に目標に向かって努力するアスリート達への応援とは相いれないものだと思う。「箒降ろし」といい「時短警察」といい過剰な「正義感」は決して未来を明るいものにはしないだろう。
(文責:岩澤信千代)