🗓 2021年02月09日
ある支店にいた時、ミャンマー出身のSさんにお世話になった。
Sさんはミャンマーの国民的作家を父に持っている。今軟禁されているアウン・サン・スーチーの自宅の向いで育ったという。お嬢さんが慶応大学に在学中であることを数年前に電話で話したときにお聞きした。
この問題も私の力に及ぶことではないが、今回の軍事行動は大きな失望である。確かにアウン・サン・スーチーによる民主化がすすめられたが、少数民族救済は思うように進んでいなくて迫害をニュースで流されるたびに心を痛めていた。
大規模なストライキの映像を見ると軍は武器を持っているが民衆は素手である。ただ、天安門事件と違い軍がまだ民衆に向かって銃口を向けていないのだけが救われる。
中国のイスラム教である少数民族圧迫といいミャンマーのクーデターといい、国際社会が協調して人権を擁護できるか。
新型コロナといい本当に我々は困難な時代に生きている。政治家が真摯に向き合っているかどうか。秋までは衆院議員選挙がある。、選挙区に立候補する議員のそういう問題への向き合い方や政治活動が投票のバロメーターになるだろう。
(文責:岩澤信千代)