🗓 2021年05月22日
大相撲5月場所で21日福島市出身の大波部屋所属の若隆景が勝ち越しを決め三役入りが確実となった。千秋楽までの二けたの勝利を上げれば小結を通り越して関脇に昇進することも可能だという。3役の枠が厳しくなかなか昇進できない中での快挙という。張り出し大関、張り出し横綱はあっても張り出し小結などあまり聞かないので調べてみると、張り出し小結・関脇もありだという。
大相撲番付史上最多の張出力士は、1961年(昭和36年)9月場所の7人(内訳は東方に大関2、関脇・小結各1。西方に大関・関脇・小結各1)で、三役以上も史上最多の15人。
「これより、3役」と言って土俵に3役が上り、四股を踏む姿が毎日繰り返されるが、この昭和36年にはどうしていたのだろうと想像すれば笑えてくる。土俵に15人(東西7人ずつ)も入りきれないのではないか。
いずれにしても2011年の東北大震災後、3兄弟は羽生 結弦と並んで東北・日本を元気づけてくれている。震災後の楽天日本一も素晴らしかったが、個人競技での二人の活躍は今後も期待していきたい。
高校野球で甲子園日本一になるのは何千高の頂点に立つことを意味するが、日本ダービーの勝利など同じく横綱になることも狭き門である。今後とも郷土の若隆景3兄弟の活躍に大いに期待したい。
(文責:岩澤信千代)