🗓 2021年11月08日
派閥の長石原伸晃やNO2の野田毅が落選した石原派やメンバーが激減した石破派などが派閥存亡の危機に陥っている。そこで野田聖子が8人の推薦人を借りた二階前幹事長の選挙区に応援に行ったという。推薦人を借りたのでそのお礼もあり応援演説に回ったという。二階・石破・石原派が一緒になれば自民党内でそれなりにプレゼンスを得られるが、さてどうなるか。維新・国民民主党の合同より3党結集は、かなり困難が付きまとう。野田聖子は過去2回総裁選出馬を狙ったが2回とも20人の推薦人が得られず、出馬断念に追い込まれた。ボスの石破茂も石原伸晃も自分の居場所がなくなるので派閥をすんなり禅譲しようと思わないだろうし、二階派内でも高齢のボス二階さん引退後は派閥の長になれるのではと心ひそかに狙っている輩もいるだろう。
今回の総選挙では高市早苗のみがいい得点を取った。野田聖子や小池百合子は大きく存在感を低下させたといえる。
民主党代表選の共産党との共闘とか、野田聖子の立ち位置とか、国民民主党と維新の共同とか
次の政局は注視していかねばならない。年明けには韓国大統領選・米国中間選挙もあり、国内・国外の政治動向には目を凝らせねばならない。そして参院選挙に臨むべきだ。そこで一党単独優位がいいのか悪いのか判断せねばならない。第二次大戦後の歴史では、極端に右に行ったり左に行ったりしそうなときは国民がいい判断をしてバランスを取ってきた。
(文責:岩澤信千代)